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アイメイクトラブルに気をつけて
ネットショップで気軽に日用品や食品、生活雑貨、化粧品、コンタクトレンズが購入できる便利な時代になりました。しかし、コンタクトレンズがきちんと目に合っているかどうかの専門家の判断や目の健康は通信販売していません。目の健康には眼科での定期健診が大切です。こちらでは、身近に潜むアイメイクトラブルについてご紹介します。
●アイメイクでインサイドラインを引くリスク
インサイドラインとは、まつげの生え際よりさらに内側の粘膜部分に入れるラインのことで、上下に引くと目が強調されて大きく見せる効果を持つアイメイク術です。ここにラインを入れるということは、まぶたの縁にあるマイボーム腺(目を保護する油分を分泌する皮脂腺)を塞いでしまいます。マイボーム腺から分泌される油分と、涙の成分が合わさることで涙の蒸発を防いでいるため、詰まると結膜炎や眼瞼炎、ドライアイ、ものもらいなどを引き起こすリスクを高めます。本来はまつげの生え際やさらに内側まで化粧を施さないことが最も望ましいのですが、アイラインやつけまつげ用グルー、マスカラなど、まつげの根元までメイクを施した場合は、専用のリムーバーでしっかり落としましょう。目が乾きやすいと感じたら、眼科で検査をして適切な処置を受けて下さい。
●視界をクリアにするはずのコンタクトレンズ
マスカラやアイライナー、アイシャドウの成分が涙に溶けて目に入ってしまうと、コンタクトレンズや角膜が汚れてしまい視界が悪くなるだけでなく、炎症の原因につながります。角膜が傷ついてしまうとそこから菌が繁殖して角膜感染症へと発展すると、手術が必要になったり、失明に繋がるような深刻な事態を招く場合があります。また、コンタクトレンズの装着とアイメイクの落とし方には順番があります。コンタクトレンズはアイメイクの前に装着して、クレンジングの際はコンタクトレンズを外してから行うようにしましょう。レンズの適切なケアをする自信がないけれど、どうしてもコンタクトレンズを使いたい方は、使い捨てレンズの使用をおすすめします。また、コンタクトレンズユーザーは何か異常があった場合、すぐにレンズの装用を中止できるよう必ず眼鏡も持つようにして下さい。少しでも目に異和感が表れた場合は、コンタクトレンズの使用を中止して、角膜専門外来などで検査や適切な治療を受けるなど、目の健康を守ることが大切です。
鹿児島市で眼科をお探しでしたら、小野にある当院をご利用下さい。一般眼科診療をはじめ、斜視弱視や角膜疾患、小児眼科の診断・治療を含む幅広い診療で、鹿児島市小野に住む地域の方々の目の健康をサポート致します。もちろん鹿児島市内外、県外からのご来院もあり、よりよい医療の提供を心がけています。